渚さんとの4回目のホテルデート。
これまで俺は、渚さんとのセックスでは3回とも最後までできていた。
だから今回も、普通にできると思っていた。
ところが初めて中折れした。
挿入はできた。
途中までは何の問題もなかった。
それなのに体位を変えたことをきっかけに勃起が弱くなり、最後まで射精することができなかった。
そのとき俺の頭に浮かんだのは、
「なんで渚さんでもダメなんだ?」
という不安だった。
でも、その日の夜。
渚さんから届いたLINEには、
「すごく幸せな時間でした」
と書かれていた。
俺は射精できなかった。
それなのに渚さんは、幸せだったと言う。
その言葉を読んで、俺は改めて考えた。
セックスの成功って、男が射精することだけで決まるものなんだろうか。
朝9時、いつもの場所で渚さんと待ち合わせた
待ち合わせは朝9時ごろ。
いつもの喫茶店の前で会う予定だった。
ただ、俺が少し遅れそうだったので渚さんに連絡すると、
「いつものコンビニに先に行ってる」
ということになった。
その日は天気予報では雨だった。
ところが実際には雨が降っていない。
渚さんと会って、
「今日は雨の予報だったのに降らないね」
なんて話をした。
ほかにも渚さんの夫の話が出た。
夫の持病が悪化しているらしい。
正直、細かいところまでは聞き取れなかったので、俺は相槌を打ちながら聞いていた。
ただ、この持病の状態が俺たちにも少し関係している。
夫の具合が良くなれば、次の休みの日は朝早くから遊びに行くらしい。
そうなれば、俺と渚さんがまた会える可能性がある。
人妻と付き合うというのは、こういうことなんだと思う。
次に会えるかどうかが、夫の予定によって変わる。
俺たちはそのままホテルへ向かった。
部屋に入ってすぐ、渚さんを抱きしめた
ホテルの部屋に入ると、まず服を着たまま渚さんと抱き合ってキスをした。
もう4回目だからなのか、最初のころにあった探り合うような感覚はない。
渚さんを抱きしめることも、キスすることも自然になっている。
ちょっと面白かったのがトイレだった。
トイレの扉の一部が透明になっていて、外から中の様子が見える。
渚さんが、
「中は見ないで」
と言う。
でも俺は見てしまった。
すると渚さんが笑いながら、
「見ないでって言ったでしょ~」
と言ってきた。
その言い方が妙にかわいかった。
こういう何でもないやり取りが、俺は結構好きだ。
ホテルに来ているのだから、もちろんセックスはする。
でも俺が渚さんと過ごしていて好きなのは、それだけじゃない。
こうやって笑ったり、くだらないことを言ったり、抱き合ったりする時間も含めて好きなんだと思う。
渚さんの身体に、俺という男を記憶させたい
風呂にお湯をためながら、俺たちは服を脱いだ。
裸になって、また抱き合う。
その後、一緒に風呂に入った。
身体を洗い合い、湯船に浸かってキスをした。
ただ、浴槽が狭くてキスしにくい。
すると渚さんの方から、
「ベッドに行こう」
と誘ってくれた。
ベッドでは渚さんと肌を重ねた。
俺には渚さんを抱くとき、以前からやっていることがある。
自分の身体を渚さんの身体に強く密着させることだ。
もちろん、本当に身体がそんなものを記憶するのかは分からない。
でも俺の中には、
渚さんの身体に俺という男の存在を記憶させたい。
そんな感覚がある。
俺に抱かれた感覚。
俺とキスした感覚。
俺の身体が触れていた感覚。
それを渚さんの身体と頭のどこかに残したい。
たぶんこれは、俺なりのマーキングみたいなものなのかもしれない。
ブログのタイトルは「簒奪と上書きの記録」。
自分で付けたタイトルだけれど、こういう瞬間には、そのタイトルそのものみたいなことをしているなと思う。
今回は最初から騎乗位をお願いした
今回、俺から渚さんにお願いしたことがあった。
最初は騎乗位にしてほしい。
前回、下から見上げた渚さんの顔がとても色っぽかったからだ。
だから今回は最初からその姿を見たかった。
挿入には何の問題もなかった。
渚さんとつながった瞬間、俺の身体に彼女の体温が伝わってきた。
それがとても心地よかった。
俺は渚さんに、
「すごく熱い」
と伝えた。
渚さんも気持ちよさそうにしていた。
その後は、お互いの顔が見える体勢になってキスをしたり、さらに体位を変えたりした。
ここまでは何の問題もなかった。
俺自身も気持ちよかったし、勃起も維持できていた。
おそらく15分くらいは、渚さんとつながっていたと思う。
だから俺は、このまま最後までできると思っていた。
体位を変えたとき、抜けてしまった
問題が起きたのはその後だった。
さらに体位を変えようとしたとき、一度抜けてしまった。
もう一度挿入しようとした。
でも、うまくいかない。
さっきまで十分に勃起していたのに、明らかに勃起力が落ちている。
何とかもう一度挿入しようとした。
ダメだった。
中折れしてしまった。
渚さんは何も言わなかった。
責められもしなかった。
気にしている様子もない。
いつもの渚さんだった。
でも、俺の内側は違った。
結構ショックだった。
なんで?
と思った。
これまで渚さんとは3回セックスしている。
3回とも最後までできた。
俺は以前から自分の勃起力について不安を感じることがあったけれど、渚さんとはできていた。
だからどこかで、
「渚さんなら大丈夫」
と思っていた。
その渚さんとのセックスで中折れした。
「渚さんとでも、これから射精できなくなるのか?」
「俺の身体はどうなっているんだ?」
そんな不安が出てきた。
さらに頭の片隅には、
「これが続いたら、渚さんとも別れなきゃいけなくなるのか?」
というところまで浮かんだ。
今考えれば、かなり先走っている。
たった一度、中折れしただけだ。
それでも、その瞬間の俺にとっては大きな出来事だった。
自分が射精できないなら、渚さんには満足してほしかった
何度か挿入しようとしたけれど、無理だった。
そこで俺は諦めた。
そして考え方を変えた。
俺が射精できないなら、せめて渚さんには気持ちよくなってもらいたい。
挿入にこだわるのをやめて、別の愛撫に切り替えた。
すると渚さんはオーガズムに達した。
その姿を見たとき、少し安心した。
俺自身は射精できなかった。
でも、渚さんまで不完全燃焼で終わらせる必要はない。
その後もしばらく二人で触れ合っていた。
俺自身ももう一度興奮を高めようとしたけれど、結局再び挿入するところまではいかなかった。
そうしているうちに渚さんが時間を気にし始めた。
時計を見る。
ホテルに入ってから、もう1時間半ほど経っていた。
「今日はこれくらいにしようか」
となり、二人でシャワーを浴びて服を着た。
服を着たあと、もう一度渚さんを押し倒した
服を着てから、二人でベッドに座った。
そこで渚さんが、また夫の持病について話し始めた。
状態が良くなれば、次の休みは夫が朝から遊びに行く。
そんな話を聞いていた。
俺の目の前には、服を着た渚さんが座っている。
話を聞いているうちに、俺はまた渚さんに触れたくなった。
そのまま渚さんをベッドに寝かせ、身体を重ねてキスをした。
長いキスだった。
何度も唇を重ねた。
もうセックスをする時間ではない。
二人とも服を着ている。
それでも俺は、渚さんとキスしたかった。
そして俺とのキスを受け入れているうちに、渚さんの表情がまた変わっていった。
俺が好きな、女の顔だった。
それが嬉しかった。
射精できなかったことより、この瞬間の方がホテルを出るころには心に残っていた。
ホテルを出たころには、中折れへの動揺は収まっていた
もちろん射精できなかったことは残念だった。
でも、ホテルを出るころには最初の動揺はかなり収まっていたと思う。
帰りながら渚さんと話していたのは、次のデートのことだった。
だから、
「今日は失敗した」
「悔しい」
といったマイナスの感情を引きずってはいなかった。
むしろ、次に渚さんと会えることが楽しみになっていた。
そして渚さんは仕事へ向かった。
俺は家に帰った。
その後、LINEで今日のことを振り返った。
俺は渚さんに、目の前に渚さんがいて、抱きしめたりキスしたり、一つにつながれたことが本当に幸せだったと伝えた。
すると仕事を終えた渚さんから返信が来た。
最初に俺の身体を心配してくれた。
そして今日のことについて、
「私も目の前に俺さんがいて、キス、一つになったり……すごく幸せな時間でした」
と言ってくれた。
嬉しかった。
さらに渚さんは、次は最後までしてほしいという気持ちも伝えてきた。
その言葉を読んで、俺も次こそ最後までしたいと思った。
俺は射精できなかった。でも渚さんは「幸せだった」と言った
ここで俺は、一つ考えた。
俺は今日のセックスで射精していない。
男側だけを基準に採点すれば、
「中折れした」
「射精できなかった」
という結果になる。
だから、中折れした直後の俺は動揺した。
男としてちゃんとできなかった。
そんな感覚があったからだと思う。
でも、渚さんから返ってきた言葉は違った。
「すごく幸せな時間でした」
だった。
俺が射精できなかったことと、
渚さんが今日のセックスを幸せだったと感じたこと。
この二つは、同時に成立している。
ここに俺は気づいた。
セックスのゴールは、男の射精だけじゃない
男はセックスを自分中心に考えてしまうことがあると思う。
勃起する。
挿入する。
最後まで勃起を維持する。
射精する。
ここまでできて「成功」。
途中で中折れして射精できなければ「失敗」。
俺自身、無意識にそんな物差しを持っていたのかもしれない。
でも、それは男側から見ただけのセックスだ。
目の前にいる女性はどうだったのか。
相手は気持ちよかったのか。
満たされたのか。
二人で過ごした時間を幸せだと思ってくれたのか。
今回の渚さんとのセックスでは、俺は射精できなかった。
でも渚さんはオーガズムに達した。
そしてホテルを出た後になっても、
「すごく幸せな時間でした」
と言ってくれた。
最後には「大すき」というスタンプまで送ってきた。
少なくとも今回の渚さんにとって、俺が射精できなかったことだけで二人の時間すべてが台無しになったわけではないのだと思う。
「女性を必ずイカせろ」という話でもない
ここは勘違いされたくない。
「男が射精できなくても、女を必ずオーガズムに到達させればいい」
という単純な話をしたいわけでもない。
それでは結局、
「男は必ず射精しなければならない」
というノルマを、
「女を必ずイカせなければならない」
という別のノルマに置き換えただけになる。
女性が何をもって満足するのかは、その人によって違うと思う。
今回、俺が書けるのは渚さんとの体験だけだ。
俺は中折れした。
射精できなかった。
それでも渚さんには気持ちよくなってほしいと思った。
そしてホテルを出たあと、渚さん自身が「幸せだった」と言ってくれた。
俺にとって重要なのは、そこだ。
自分がどう終わったかだけではなく、目の前の女性がどう感じているのか。
セックスは二人でするものなのだから、本当は当たり前のことなのかもしれない。
それでも次は、渚さんの中で最後までしたい
だからといって、
「もう俺は射精できなくてもいい」
と思ったわけではない。
そんな綺麗な話ではない。
今でも今回なぜ中折れしたのかは気になっている。
体位を何度も変えたことで刺激が途切れたからなのか。
単純にその日のコンディションだったのか。
それとも別の理由なのか。
答えはまだ分からない。
次はあまり体位を変えずにしてみようかとも考えている。
そして正直に言えば、
次こそ渚さんと最後までしたい。
それは俺自身が望んでいる。
ただ、今回のことで一つだけ考え方が変わった。
俺が射精できなかった。
だから今日のセックスは失敗。
そんな単純な話ではない。
中折れした瞬間、俺は、
「渚さんでもダメなのか?」
「これが続いたら渚さんとも別れなきゃいけないのか?」
と不安になった。
でも数時間後、その渚さんから届いたのは、
「すごく幸せな時間でした」
という言葉だった。
俺の男性機能に対する不安は、まだ消えていない。
次はどうなるのかも分からない。
それでも今日、渚さんと過ごした時間まで失敗だったとは、もう思っていない。
男が射精できたかどうかだけで、セックスの価値は決まらない。
自分がどうだったかだけではなく、相手がどう感じたのか。
そして二人がその時間をどう感じたのか。
中折れして初めて、俺はそれを強く意識した。
次に渚さんを抱くときも、俺はきっと射精したいと思う。
でもそれ以上に、
「今日も俺さんと一緒にいられて幸せだった」
そう渚さんに思ってもらえる時間にしたい。
今は、そう思っている。
今の渚さんとの関係も、最初はワクワクメールから始まった
今回、俺は渚さんとのセックスで初めて中折れした。
それでも渚さんは、別れたあとに「すごく幸せな時間でした」と言ってくれた。
うまくいかなかったことがあっても、それだけで終わらない。
そんな相手と出会えたこと自体、俺にとっては大きかったと思う。
渚さんと最初に知り合ったのは、ワクワクメールだった。
もちろん登録したからといって、誰でもすぐに自分と相性のいい女性と出会えるわけではない。
俺自身もいろいろな女性とやり取りをして、実際に会って、失敗したこともある。
それでも続けていたからこそ、渚さんと出会えた。
最初は出会い系で知り合った一人の人妻だった。
それが今では、何度も会い、身体を重ね、セックスが思い通りにならなかった日でさえ「幸せだった」と言い合える相手になっている。
自分も、何度でも会いたいと思える相手を探してみたい。
そう思った人は、まずワクワクメールを覗いてみてほしい。
登録後は無料ポイントの範囲で雰囲気を確かめて、もっとメッセージを続けたい相手が見つかったら、必要な分だけポイントを追加すればいい。
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