54歳になってから、ユニクロの試着室で、自分の姿を姿見越しに眺めることになるとは思わなかった。
PCMAXで出会った50代のシングルマザーと、一晩を過ごしてから、自分の感覚が少し変わった。
彼女とホテルで過ごした時間は、正直かなり楽しかった。
女と一緒に居る時の空気。
身体が触れ合う感覚。
キスをして、抱き合って、一つに繋がる瞬間。
何より、自分という男を受け入れてもらえたことが嬉しかった。
彼女とは、結局価値観が合わなかった。
私生活に踏み込み過ぎる部分があり、このまま深く関わるのは違うなと思った。
それでも、彼女と過ごした時間そのものは、確かに心地良かった。
また、あんな時間を過ごしたい。
そう思うようになった。
その時に、ふと考えた。
「今の自分って、女性からどう見えてるんだろう」と。
私は普段、ほとんど家で仕事をしている。
気が付けば、服なんて何年も適当に選んでいた。
昔買った服。
ヨレたTシャツ。
サイズ感もよく分からないパンツ。
正直、自分の見た目なんてほとんど気にしてこなかった。
でも、出会い系サイトで女性と会うなら、プロフィール写真は必要になる。
そしてその写真を見て、女性は「会うかどうか」を決める。
だったら、少しくらいは見た目を整えた方がいいのかもしれない。
そう思い、私はChatGPTに相談しながら、ユニクロで服を選ぶことにした。
白のリネンシャツ。
ダークグレーのTシャツ。
黒のパンツ。
シンプルな組み合わせがいいらしい。
さらに、自分の身体に合うサイズを知った方がいいと言われ、メジャーで肩幅や身幅を測ってみた。
身長179cm、体重62kg。
私はずっと、自分はLサイズくらいだろうと思っていた。
だが、実際に測ってみると、自分に合いそうなのはXSサイズだった。
「俺、そんなに細いのか……」
少し驚いた。
そして近所のユニクロへ向かった。
実店舗で見てみると、感動パンツは思っていたより生地が軽く、自分の中では少し違った。
ネットだけでは分からないこともある。
やっぱり、服は実際に見て触ってみないと分からない。
売り場を歩いていると、黒のフィットスリムチノが目に入った。
生地感が良かった。
ウエストサイズも合いそうだったので、そのまま試着室へ持って行った。
Sサイズの白リネンシャツと、黒のスリムチノを着て鏡を見る。
悪くない。

白シャツが思ったより明るく、黒パンツとの組み合わせも綺麗だった。
細い身体にも、リネンの軽さが意外と合っている気がした。
ただ、同時に思った。
「もう少し筋肉を付けた方がいいかもしれないな」と。
胸。
背中。
肩。
少し厚みが出れば、このシャツももっと似合う気がする。
そして、PCMAXで出会った彼女とは、一泊だけで深い関係にはならなかった。
それでも、あの夜が自分を少し変えたのは間違いない。
試着室の鏡を見ながら、そんなことを考えていた。
あの夜のことは、以前の記事にも書いている。
結局その日は、黒のフィットスリムチノと、グレーのエアリズムコットンTシャツを買った。
白リネンシャツは、XSサイズを試したかったので見送った。
家に帰り、買ってきた服をもう一度着てみる。
昔の自分よりは、少しマシに見えた。
その後、ユニクロの公式サイトを開き、XSサイズの白リネンシャツを注文した。
到着が少し楽しみになっている。



コメント