正直に言うと、最初のきっかけを正確には覚えていない。
ただ、今振り返ってみると、一人の女性との出会いが大きかったように思う。
PCMAXで知り合ったシングルマザーの女性だ。
私たちはメッセージをやり取りし、その翌日に会った。
食事をして、そのまま一緒に時間を過ごした。
私の人生の中でも、かなり衝撃的な出来事だった。
なぜなら、それまでの私は「出会い系サイトなんて本当に出会えるのか?」と半信半疑だったからだ。
そして私は彼女に聞いた。
「なぜ私にメッセージを送ろうと思ったの?」
すると彼女は、私のプロフィールに書いてあった、
「誰かと共有する濃密な時間」
という一文と、
「美味しいものには目がありません」
という一文に惹かれたのだと言った。
私は驚いた。
出会い系サイトやマッチングアプリでは、
「プロフィールが大事」
とよく言われる。
だが私は、その言葉をあまり信じていなかった。
正直に言えば、プロフィールもそこまで深く考えて作ったわけではなかった。
ところが現実には、その文章を読んだ女性がいた。
しかも、その文章がきっかけでメッセージを送り、実際に会うところまで話が進んだ。
その事実は、私の考え方を少し変えた。
もしプロフィールの文章が読まれているのなら、プロフィール写真も見られているのではないか。
そんなことを考えるようになったのだ。
当時の私のプロフィール写真は、小籠包を持った写真だった。
それでも出会うことはできた。
だが、もしプロフィールをもう少し真面目に作り込んだらどうなるのだろう。
そんな興味が湧いてきた。
そして気付けば、私は服のサイズを測っていた。
今までの私は、自分の服のサイズすらきちんと把握していなかった。
身長179cmだから、なんとなくLサイズだろうと思っていた。
ところが実際に測ってみると、想像とはかなり違っていた。
自分の身体に合うサイズを初めて知ったのだ。
そのままユニクロへ行き、
黒のパンツを買い、
グレーのTシャツを買い、
白いリネンシャツを注文した。
散髪にも行こうと思った。
そして、プロフィール写真をプロのカメラマンに撮ってもらうことも決めた。
少し前の自分なら考えられない行動だった。
私はイケメンになりたいわけではない。
モテモテになりたいわけでもない。
ただ、女性から見た時に、
清潔感があり、
安心感があり、
信頼できそうな男性に見てもらいたい。
そう思うようになったのだ。
プロフィール写真を変えたからといって、女性から選ばれるようになるかは分からない。
今でも半信半疑だ。
だが、やってみなければ結果は分からない。
プロフィールの文章が私の予想以上に読まれていたように、プロフィール写真にも私が知らない可能性があるのかもしれない。
だから私は、この実験を始めることにした。
54歳の男がプロフィール写真を整えたら何が起きるのか。
その答えを、自分自身で確かめてみようと思う。
今振り返ると、あの出会いがなければ私は服を買うことも、プロフィール写真を撮ろうと考えることもなかったかもしれない。
54歳になった今でも、人との出会いが人生を動かすことがある。
私の考え方を変えたシングルマザーとの出来事は、こちらの記事に残している。



コメント