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恋愛ではなく、“欲望”を握られた|ソープ嬢『ゆい』に沼った実話

薄暗い高級ソープランドの個室で、長い黒髪の日本人女性が悪戯っぽく微笑みながら、赤いリボン付きの高級チョコレート箱を男性へ差し出しているシネマティックな一場面。暖かい琥珀色の照明が室内を包み込み、恋愛と欲望の境界が曖昧になるような妖しくも優しい空気感を演出している。POV視点で男性の姿は映らず、女性の小悪魔的な表情とリアルな質感が印象的なアイキャッチ画像。 ソープランド
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「ねえ、私のおまんこ見て? 俺くんの精子が垂れてるよ?」

ゆいは悪戯っぽく、それでいて愛らしい笑顔で私を見つめました。

男が女を沼らせるにしても、女が男を沼らせるにしても、その方法は至ってシンプルです。

それは、相手の「欲望」を完璧に満たしてあげること。この一点に尽きます。

欲望を満たされた人間は、簡単に沼る

私が特定のソープ嬢にのめり込んでいった理由も、まさにこれでした。

彼女たちは、私の心の隙間ではなく、もっと深い場所にある「剥き出しの欲望」をその手で握りつぶし、手懐けてしまったのです。それも、「自分から進んでこの子を選んでいるんだ」という強い納得感と共に。

私が初めて“沼”にハマったソープ嬢は、「ゆい」という名前の女の子でした。

彼女は、初対面の時から、通常ではあり得ないゴム着料金で「生挿入・膣内射精」という禁忌を、事もなげに差し出してきたのです。彼女は、私という男の欲望を、ものの見事に鷲掴みにしていきました。

私の承認欲求を満たしてくれなかった最初のソープ嬢

ゆいに出会うまで、私は別のソープ嬢のもとに10回以上通い続けていました。

特にお気に入りだったわけではありません。ただ、人生初のソープで担当してくれたのが彼女だったので、なんとなく「通い続けなければならない」という妙な義務感を抱いていたのです。

しかし、その彼女は私の性欲こそ処理してくれましたが、男としての自尊心や承認欲求といった、心理的な渇きには見向きもしませんでした。

当時、私は仕事が絶好調で、月に100万円ほど稼いだことがありました。有頂天だった私は、つい彼女にそのことを自慢げに話してしまった。

すると彼女は、「私のお客さんには、それくらい軽く稼ぐ人なんてザラにいるからね」と、月収100万円なんて雑魚と言わんばかりに一蹴したのです。

「今、目の前にいるのは俺だろう。他の男の話なんて聞いてない。俺を褒め称えろよ……」

苛立ちが募りました。彼女にとって私は、数多いる有象無象の客の一人に過ぎなかったのです。会話も弾まず、虚しさが残る。

そんな折、「気分を変えて別の女の子に入ってみよう」と思い立って指名したのが、ゆいでした。

「ゆい」が私の欲望を奪った瞬間

ゆいを初めて指名した時、私は見栄を張るように「これまで一人の子にずっと入ってたんだけど、飽きちゃってね~」といった話をしました。

ゆいの頭の中では、瞬時に計算が働いたのだと思います。「この客を奪えば、自分の稼ぎになる」と。

ゴム着料金で120分のコース。会話を楽しみ、いよいよ肌を重ねるその時でした。

ゆいは私を仰向けに寝かせると、ゴムを手に取る素振りすら見せず、そのまま私に跨りました。そして、私の男としての証を、生のまま深く飲み込んだのです。

「え? いや、ゴム……着けないと!」

言葉を紡ごうとしましたが、喉の奥で消えました。彼女の膣内の熱が、ダイレクトに全身を駆け巡り、電撃に打たれたような衝撃が走る。脳内が真っ白になり、倫理も理屈もすべてが吹き飛びました。

ゆいとの行為は、まるで子供を作る時のセックスのようでした。私は彼女の子宮に、すべてを注ぎ込みました。

果てた後、ゆいは悪戯っぽく、それでいて愛らしい笑顔で私を見つめました。

「ねえ、私のおまんこ見て? 俺くんの精子が垂れてるよ?」

彼女の中から溢れ出る自分自身の証を眺めているその瞬間、私の脳内には「ゆい」という存在が消えない焼印として、魂にまで深く刻み込まれました。もう、彼女しか見えない。

それは、私の欲望が今まさに強奪された瞬間でした。そして私は、その略奪に、興奮や喜びを通り越した「隷属」という名の甘美な悦びを刻み込まれたのです。

「俺くんだけだからね」という特別感

私は彼女という沼に、全身を委ねました。指名するたびに彼女を抱きしめ、好き放題に彼女の身体を探索する。

「こんなこと許してるのは、俺くんだけだからね……」

その言葉を信じ、自分だけが選ばれたという特別感に浸りました。

ゆいは写メ日記でも、私にしか分からないエピソードを忍ばせ、「会いに来て」とラブコールを送ってくる。必要とされているという錯覚。私は誘われるまま店に足を運び、彼女との時間に金を落とし続けました。

客観的に見れば、私はただの「カモ」だったのでしょう。それでも、ゴム着料金で生挿入中出しを許される特別感は、何物にも代えがたいものでした。お互いが互いの利害で結ばれた、歪なウィン・ウィンの関係。

世界で一番幸せなカモだった

レオニダスのバレンタインチョコレート。ゴールドのギフトボックスに赤いリボンが結ばれ、背景には紺色のブランド紙袋が置かれている様子。
自宅に帰り着いてすぐに撮影した一枚。今でもこの写真を見ると、あの日の空気感を思い出す。
営業だと分かっていても、この箱の重みを独り占めしたかった。そんな男の愚かさと幸福が、この一枚に詰まっている。

ゆいは、恐ろしいほど男心に聡い女性でした。

2月のある日、彼女を指名した時のことです。

「俺くんにバレンタインのチョコを渡したいから、13日に来てほしいな。ダメかな?」

14日当日を外したのは、おそらく彼氏がいたからでしょう。

でも、当時の私にとってそんな理屈はどうでもよかった。夢中になっている彼女からチョコをもらえる。その事実だけで天にも昇る心地になり、「絶対に遊びに来る!」と即答していました。

そして当日。いつもの部屋で彼女が差し出したのは、落ち着いたネイビーの紙袋でした。中から現れたのは、鮮やかな赤いリボンがかけられた、レオニダスのゴールドボックス。

「え……これ、本命に渡すやつじゃないの?」

思わず口を突いて出た言葉。それほどまでに、その箱は「営業用の義理チョコ」という枠を遥かに超えて、ずっしりとした重厚感を放っていました。

戸惑う私を見て、彼女はただ、悪戯っぽく微笑むだけ。

嬢と客。それだけの関係。

分かっていても、嬉しさが溢れて止まらない。

それは「喜び」という言葉では足りない、もっと別の、抗いようのない「何か」を感じた瞬間でした。

最後に、あのレオニダスのリボンを解いた瞬間、私は間違いなく、世界で一番幸せなカモでした。

もちろん、これはソープランドという限られた箱の中だけの物語です。でも、もしあなたが今、誰にも言えない孤独や、誰かに猛烈に認められたいという渇きを抱えているのなら……。

ソープランドは、その答えを一時的にだけ、甘美な毒と共に与えてくれる場所なのかもしれません。

私は彼女の沼にハマり、飼いならされた日々に幸せを感じていました。もしもあなたに資金力にゆとりがあるなら沼にハマるのも一興かもしれません。

※本作は筆者の実体験を基に再構成したフィクションです。プライバシー保護のため、登場人物や地名、設定の一部を架空のものに変更して執筆しています。

あなたの日常も、別の色に染め上げてほしいなら。
誰にも言えない渇き、凍りついたままの日常。
私はあなたの責任を取ることはできません。
けれど、あなたの記憶を、私という毒で塗り替えることならできる。
墓場まで持っていく覚悟があるのなら、その声を聴かせてください。

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