まりさんと身体を重ねてから、私は少し変わってしまった。
先日、PCMAXで出会った50代のシングルマザーと、焼き鳥を食べ、そのままホテルへ向かった。
一般女性とのセックスは7年ぶりだった。
最近の私は、ソープランドの女性とばかり関係を持っていたから、あの夜はとても新鮮だった。
金を払って触れる身体ではなく、
自分という男を受け入れようとしている女性が、目の前にいる。
それだけで、何かが違った。
彼女の身体を愛撫し、
彼女が何度もオーガズムに到達していく姿を見ていると、不思議な高揚感があった。
「俺は、女を満足させることができたんだ」
そんな感情が、自分の中に残った。
ソープランドでも、女の子たちは優しくしてくれる。
でも、それは金を払っているから成立している関係だ。
金が無ければ、彼女たちは私を求めない。
けれど、まりさんは違った。
どんな理由があったにせよ、
彼女は私という男を必要としていた。
それが嬉しかった。
だから私は、
彼女の身体を何度も求めてしまったのだと思う。
だが、関係は長く続かなかった。
彼女は娘との関係に疲れ、家に居場所を失っていた。
そして、私の家へ来たいと言い始めた。
その瞬間、私は怖くなった。
もし彼女を受け入れたら、
私の家は、彼女の避難場所になる。
私は、そこまでの関係を望んでいなかった。
誰かに依存されることが怖かった。
だから、距離を取った。
数日が経った今でも、
私はあの夜を思い出す。
嬉しかった。
楽しかった。
そしてたぶん私は、
また誰かと繋がりたいと思ってしまった。
自分の生活を侵食されるのは怖い。
けれど、
性欲だけではない何かを満たし合える関係が欲しい。
お互いの時間を少しだけ差し出して、
寂しさや欲望を埋め合える女性がいたらいい。
そんなことを、
54歳になった今、考え始めている。



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